睡眠時無呼吸症候群に関するよくある質問
身体に何か変化はありますか?
時々、姿勢が前屈みの方がいらっしゃいます。
顔を前方に出すことで、気道を無意識に広げ、呼吸を確保している可能性があります。
低位舌
日中過ごしている時の舌の正しいポジションをご存知ですか?
上顎のスポットといわれる前歯の少し後ろに舌の先端があることが正しい位置です。
舌は上顎に付けて、奥歯は噛まず、唇は閉じる。
この3点がとても大事なことなのですが、意外とできていないことが多いです。
ただのいびきなのに治療をしないといけないの?
高血圧、日中の強い眠気などの健康障害や騒音などにより周囲への影響が有名です。
また、いびきの振動によって内頚動脈の動脈硬化が起きるとの報告もあります。
睡眠時無呼吸症のおよそ7割の人が歯ぎしりをしているという報告があります。
諸説ありますが、お口の中を拝見すると下の前歯が削れており、下顎を前に出すタイプの歯ぎしりをしている方がいらっしゃいます。これは夜中、気道が閉塞したため無意識に下顎を前に出し削れている可能性があります。
当院での睡眠時無呼吸症の治療はどんな治療があるの?
当院では、下顎を前に出し、気道を広げるタイプのマウスピースや舌を鍛えて喉の方へ落ち込むことを防ぐマウスピースにて治療しています。また、歯並びのアーチが狭く、舌のスペースがない方には噛み合わせのことも考え、アーチを広げる矯正も行なっています。
また、鼻が悪い方には連携している耳鼻科にて鼻の治療をお願いしています。
どうやって調べるの?
CTによる気道の計測をしたり、ウォッチパッドという睡眠中の無呼吸の有無や回数だけでなく、「浅い睡眠(レム睡眠)・深い睡眠(ノンレム睡眠)がバランス良くとれているか」、また「どの体位の時にいびきや無呼吸が起きやすくなるか」など、眠りの深さや分断の状態なども総合的に診断できる機械を使用しています。